結局、何日も悩んだ結果、今の私にはこれらの不安要素をはねのけるエネルギーがないって思ったことと、一緒に行くはずだった両親も心配してやっぱりやめたほうがいいと言ったのもあり、カンボジア旅行はあきらめることにした。
この時にはもう旅行の直前であり、もちろん旅行代金も振り込んだあとだったので、キャンセル料をけっこう払う羽目になってしまった。でも考えてみれば、お腹の赤ちゃんの命ほど大切なものはないので、キャンセル料うんぬんの問題ではないのだ。
それにあんなに悩んだのに、キャンセルして旅行は行かないって決めたとたん、とてもすっきりした気分になった。やっぱり行かないことにして私は正解だったのだ。悩んだ時は自分の心に正直になるのが一番だ。考えたときに、なるべく心にストレスが生じないほうを選ぶのが私は一番自分に合っている道だと思っている。これだけすっきりとしたということは、私にとっては行かないほうが良かったのだと思う。
私の両親も、旅行よりも私の赤ちゃんのほうをもちろん大切に思っているので、私が旅行をあきらめたことを喜んでいた。
みんな「旅行なんていつでもいけるよ!」と言ってくれたが、本当にその通りだと思う。もちろん一人旅などはこれから先なかなかできなくなるだろうが、それとはまた違う旅行の楽しさを私は見つけるだろう。そう考えることにした。
結局この後、色々な人の話を聞いたりブログを読んだりしてわかったことは、妊娠中もけっこう海外旅行に行く人は多いということだった。事実、私の直後に妊娠した先輩も、妊娠中海外旅行を楽しんでいた。だから、妊娠=海外旅行はできない、ということではなく、やる気になればできるし、すぐに問題が起きるということではなさそうである。
要するに妊娠中海外旅行できるかできないかは、個人の性格がかなり影響してくると思う。「妊娠中でも海外旅行なんて大丈夫!」とまったく気にしない人であれば、たぶん大丈夫であって、私のように「どうしよう・・・。もし旅行先で何かあったら・・・」などと思う人は、たぶんやめたほうがいいのだと思う。
あとは夫や家族の意見も重要になってくると思う。夫や家族もまったく気にしない人たちであったら、楽しく旅行できるだろうが、夫や家族が大反対の時などは、旅行中何かあったときは、「それみたことか!」と怒られるのが目に見えているので、それに逆らう勇気がない時は、やめたほうが良い。
というわけで、妊娠中海外旅行ができるかどうかは、人によって様々であり、他人の意見はあくまくでも参考にしかならないということが、今回のことでよーくわかった。もちろん体力的・医学的に旅行なんて絶対だめという人もいるので、そういう人はもちろん医師の指示に従わなければならないが。
あとはやっぱり旅行するなら、妊娠初期よりも安定期の16週以降にしたほうが良いらしい。初期は胎盤がまだできていないので、ちょっとしたことで流産しやすいというのだ。
だからスポーツや旅行などは、安定期になってからと言われるらしいのだが、やはりこれも個人差があり、もちろん安定期に入ったからといって流・早産の危険がまったくなくなるわけではないので、もちろん注意は必要である。
というわけで、妊娠してからの旅行は、非妊時の時とは違うということだけは確かである。個人によって違うので、医師や助産師さんなどの指示をあおぎ、周りの人とよく相談してから旅行したほうが良いと思われる。
さて、こうしてカンボジア旅行はキャンセル、その翌月に行くことになっていたヨーロッパ旅行ももちろん中止。これは親友みーちゃんと行く予定であったので、もちろんみーちゃんに平謝りした。
こうして、仕事を辞めてしばらく旅行三昧の日を送ろうと思っていた私であったが、妊娠をきっかけに大人しくまじめな日々を過ごそうと決意するのであった。
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