たび猫のマタニティ日記

妊娠までの経緯

いざ産婦人科へ

 さて、妊娠検査薬で陽性となったので、今度は病院へ妊娠のお墨付きをもらいに行くことにした。しかし、いざ病院へ行こうと思っても、産婦人科なんて普段お世話になっていなかったのでまずどこに行くのか、ということから考えなければならなかった。

 以前から「妊娠したらこの病院に行こう」と漠然と考えていた病院はあった。横森理香さんの『いとしの筋腫ちゃん』という本に載っていた代官山にある育良クリニックというところだ。

 でも、漠然と思っていただけなので、この病院のことなんて何にも知らない。代官山のどこにあるのかもわからないし、どんな病院なのかも知らないのだ。だからとりあえず知っている病院に行って診察してもらおう、ということになり、妹の夫(内科医)が勤めている総合病院へ行くことにした。

 妹に事情を話し、診察の予約を取ってもらい、5月12日の朝ドキドキしながら向かった。なにしろ初めて産婦人科にかかるのである。産婦人科というと内診が思い浮かぶので、あまりかかりたくない科である。

 若かった頃腹痛が続いたことがあり、病院の内科に行ったが何の異常もなく、あとは婦人科系の病気が考えられるから婦人科にかかるよう言われた。でも私は内診されるかもしれないのが嫌で、結局行かずに終わってしまった。今なんともないのっで結果的に何の異常もなかったのだろうが、このように内診が嫌で婦人科を敬遠している女性は多いのではないだろうか。今回が私にとって初めての婦人科の受診だった。

 最初に助産師さんの診察があり、その後先生の診察だった。待っている間ちょっと緊張してしまった。もしかして妊娠していても子宮外妊娠とかだったらどうしよう・・・などと考えてしまったのだ。

 でも、“心の中で考えたことは現実化する”というので、なるべく悪いことは想像しないようにして心を落ち着けて順番を待っていた。

 診察に呼ばれて中に入ると、中年の男の先生。先生は悪い人ではないのだろうが、まじめで口数が少なく、愛想もあまりよくない先生だった。こちらも緊張しているので、もうちょっと愛想の良い明るい先生だったら良かったのになー、なんて思いながら先生に診察してもらった。

 生まれて初めてのあの子宮内を見るエコー検査を経験した。小さいものとはいえ、体の中に器具を入れるので、痛いのではないかとか、男の先生に見られるのは嫌だなとか色々なことを思いながら検査を受けた。

 検査は別に痛くなかった。先生がエコーの映像を私に見せてくれながら、「ちゃんと子宮内に妊娠していますね」と教えてくれ、やっと心から安心することができたとともに、私もいよいよ赤ちゃんがもてるのだという嬉しさがこみあげてきた。

 エコーの写真をもらって診察も終了。最終月経から行くと、私は今妊娠4週くらいで、妊娠は確認できたけど、初期すぎて予定日とかはまだ決定しないらしい。赤ちゃんの心拍が確認できるようになるのは妊娠6週くらいからで、その心拍を確認することが胎児の成長において重要なポイントらしく、2週間後にまた来てくださいと言われた。

 何かのホームページで見たのだが、この心拍確認が重要なポイントらしいから、私のようにすぐに病院に行くのではなく、6週過ぎてから病院にいったほうが無駄がなくていい、というのを読んだ。たしかに、診察は無料ではないので、これから長い妊娠生活を考え少しでも検査代とかを節約したいなら、これはポイントかもしれないと思った。

 まあ、私の場合は早く医者のお墨付きがもらいたかったので、そんなに待ってはいられなかったのだが^^;

 診察の最後に、一番の懸念の旅行のことを先生に尋ねてみた。

私「先生、妊娠していても飛行機に乗って外国に行ってもいいですか?」

先生はすごーく渋い顔をして「それって仕事?」と聞いてきた。

私「いいえ、旅行です^^;」。

先生「仕事じゃないんだったらやめなさい。何かあったらどうするの」と厳しく諭されてしまった。

先生「どこに旅行に行く予定だったの?」。

私「(小さい声で)カンボジアです・・・」。

先生「じゃあなおさらやめたほうがいい。医療施設とかがあまり整っていないところで、出血とかしたらどうするの。何もないかもしれないけど、何かあったら後悔するよ」とごもっともなことを言ってくれた。

 ガーン・・・。ある程度予想はできたが、やっぱり旅行だめなのね・・・。先生が言うには、どうやら飛行機に乗ること自体に何か問題があるわけではないらしく、海外で出血などの予想外の出来事が起きたときに、日本にいるときと同じような医療処置を受けることができない場合は大変なことになってしまう、ということらしいのだ。

 先生に旅行をやめるよう厳しく言われ、そのときはしおらしく「はい、やめます」なんて答えていたが、内心ではまだ旅行をあきらめきれず、どうにかなるだろうと思っていた。その証拠に、私は病院の帰り道にカンボジア大使館に寄り、できあがったビザを取りに行ったりしていた。とりあえずビザを取っておき、カンボジアにいける準備だけは進めておく私であったのだった。

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