たび猫のマタニティ日記

「たび猫のマタニティ日記」へようこそ!

これは私の妊娠・出産の体験をつづったものです。他の人の参考になればと思い、個人的な体験ですがまとめてみました。妊娠・出産に興味があるかた、よろしかったら読んでみてください。

はじめに

 2006年の春、私は4年間勤めた病院を退職した。なぜ退職したかと言うと、仕事が嫌で嫌で辞めたわけではなく、もともと保健師になりたかった私は、最初から3~4年くらい病院で経験を積んでそれから保健師になろうと計画していたのだ。

 看護師として4年の臨床経験は、もちろんそんな長いものではなく、ベテランの人から見ればまだまだ甘っちょろいものだろう。しかも私は結局4年間同じ病棟で働いたので、他の科や外来の経験もない。経験としてはなんとも寂しいものだが、そう若くない私は自分の次の計画に向かって進むために、その辺は目をつむることにした。

 次の計画とは、もちろん保健師の仕事をしたいというのもあるのだが、まず考えなければならないことがあった。

 退職する1年前の2005年の2月に、私は5歳年下の彼とめでたく結婚した。30歳を○年過ぎてからのことである。そして2006年、とうとう30代半ばになってしまった私は、そろそろ赤ちゃんのことを考えるようになっていたのだ。

 なぜかと言うと、結婚した彼(今の夫)は保育士になろうかと本気で考えたくらいの大の子供好き。私の姉妹の子どもたち、甥っ子や姪っ子をまるで自分の子どものようにかわいがってくれるような人なのだ。だからそう若くない私のために、なるべく早めに子どもを作ろうということになったのであった。

 別に働きながら子どもを産んでも良さそうなものだが、私の性格上、妊娠・子育てと病棟でのハード勤務を両立するのはとても難しそうに思えた。ただでさえ大変な仕事に加え、育児なんか抱え込んだら、人間ができていない私のことだから、イライラしまくりで家族(主に夫)が被害をこうむるのは目に見えている。私もそんな苦労を抱え込みたくないので、病棟での経験はこの際4年でいいではないかという結論に達し、辞めることにしたのだ。

 退職し子作りに励み、子どもができるまでは保健師の単発のアルバイトでも見つけて時々働くというのんびりした生活をすることにしたのだ。要するに出産を優先的に考えた生活に切り替えることにしたのだ。

 こうして2006年3月31日をもって、めでたく退職し、久しぶりに自由の身となった私は、さっそくウキウキと旅行のことをあれこれ考え始めた(あれ、保健師の仕事は???)。

 考えてみれば、生まれてこの方、まったくの自由になったのはこれが初めてなのだ。今までは常に学生か、働いていたかのどちらかだった。・・・ということは、私を縛るものは何もない(あれ、夫は???)。これはもう、旅行に行くしかないではないか!ということで、旅行の準備に着手する私であった。

 まずは、ずっと以前から友達に誘われていた長野に5月の連休に行くことにした。それと5月はもう一つ、カンボジアにも行くことになった。実はこれ、私の両親との前々からの約束で、私が看護師になったら海外旅行に連れて行くというものがあったのだ。

 しかし看護師になっても毎年みーちゃんとの旅行が忙しく(詳しくはプラハ旅行記、ポルトガル旅行記を参照ください)、なかなか果たされないでいた約束だったが、やっと果たせる時が来た。場所は色々迷ったのだが、両親がアンコールワットを見てみたいという希望があり、私も一度は訪れてみたかったのでカンボジアとなった。

 そしてさらに6月、クロアチアを中心にヨーロッパを1ヶ月くらいかけて旅行しようという計画も立てた。みーちゃんも誘ったが、みーちゃんは1ヶ月は無理なので、途中だけ一緒に旅行しようということになり、色々楽しく計画を立てる私であった。ということは一人旅もできる。うきうき気分であれこれ計画を立てた。

 しかし、5月の長野旅行から帰ってきた私を思いもかけない事態が待ち受けており、あえなく私の計画のほとんどは頓挫するのであった。人生まったく何が起こるかわからないものである。

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