さて、前にも書いたが妊娠初期の私の主な症状は、眠気とだるさ、それに下腹部の鈍痛と張りであった。それに気持ち悪さが少々。気持ち悪さが強くて食事をまったく食べられない人もいるので、私はそれほどひどいほうではなく、たぶん妊娠初期の症状は楽なほうであったと思われる。
私は、この中で眠気とだるさはかなり強かった。もう1日中寝ていたい感じ。とにかく眠くて、夜いくら寝ても、昼間もまたいくらでも眠れる感じなのだ。夜勤をたまに手伝う以外は暇な生活をしていたので、ごろごろ本当によく眠っていた。
それとだるさも相当あり、眠くてだるいので、何もやる気がしない。家事をちょっとやると疲れてしまい、その後はもう何もやる気がせず、横になって休む。そんな日が多くなった。
一度このだるさが強い時期に、妹とデパートに買い物に出かけたのだが、結局ものすごく疲れてしまい、途中から上の空で買い物をしているような感じになってしまった。お昼も食べたのだが、それも上の空。
帰りに地下鉄に乗って帰ったのだが、ものすごく眠くなってしまい電車の中でぐっすり眠ってしまったのだが、そのときの眠さは、まるで夜勤のあとのあの頭の中がしびれるような猛烈な眠さであった(注:この時は夜勤をした後ではない)。
それとだるさや眠さがひどい時には、ひどい風邪を引いて身の置きどころのないあの辛いだるさのようでもあった。寝ていても起きていても体中がだるくて辛い、あの何ともいえない症状。「いったい私の体はどうしちゃったのだろう?」って感じのだるさであった。
だからよく妊娠初期に風邪だと思い、風邪薬を飲んでしまったという話があるが、それはたしかにうなづける話である。妊娠初期の症状は、本当に風邪の症状とよく似ていたのであった。妊娠する可能性のある女性の場合は、安易に薬を飲まないほうがいいなってこの時つくづく思ったのであった。
また妊娠初期は体のせいだけでなく、気分的にも何もやる気もしなくなった。パソコンに向かうのも嫌なくらい、何もやる気がしない日が初期には続いた。
調べてみたら妊娠初期の眠気は、ホルモンの変化のせいらしい。妊娠すると多量に分泌される黄体ホルモンの影響で、眠くなるらしいのだ。黄体ホルモンは、子宮の筋肉をやらわかくしたり、流産を防ぐ働きがあるらしく、体を活動よりも休息に向かわせる作用があるというのだ。妊娠が進むにつれ、黄体ホルモンの状態にも慣れてくるため、だんだん眠気を感じにくくなるという。
考えてみると、体は本当によくできているものだ。休むべき時には、ちゃんと休みたくなるようできている。だから妊娠初期の辛いときは、無理して動くよりも、体の声に従って堂々と休んでいいのだろう。でもあまりにも何もやる気がしないので、こうなってくると精神的にもどんどんうつっぽくなってしまい、気分的にも落ち込んでくる。それにイライラ感も強かった。ちょっとしたことでイライラしてしまい、口調がきつくなったりすることが多々あった。
妊娠初期のこの時期は、本当に心身ともに不安定な時期だったと思う。身体的にもだるくて何もやる気がしないし、気分の落ち込みも激しい。やはり妊娠初期は、ホルモンの変化が激しいし、それによる心身への影響は想像以上のものなのだと今更ながら思うのであった。
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